2023年3月27日 カラデコマガジン 空間を彩るウィンドウトリートメントで自分好みのお部屋に~種類と選び方のポイントとは~ ウインドウトリートメントとは、カーテンやロールスクリーン、ブラインドなど、窓まわりの装飾のこと。空間に対して大きな面積を占めるウインドウトリートメントは、日差しの調整やプライバシーの保護だけでなく、お部屋の印象にも大きく影響します。 ウィンドウトリートメントのタイプや素材はさまざま。選択肢が多くどれを選べばいいのか迷いがちですが、最適なものを見つけられれば、インテリア全体に統一感が生まれ、素敵な空間になります。 今回はウインドウトリートメントの選び方についてご紹介します。 ウィンドウトリートメントの役割 1. 住まいの内側、外側を美しく演出する 窓に取り付けるウインドウトリートメントは室内外の両方から見えるので、住まいを演出する上で大きな役割を果たします。 2. プライバシーを守る 隣家や通行人からの視線を遮る役目も。室内の光を外にほとんど漏らさないような遮光性の高いものや、外から室内の様子を見えにくくするミラーレースカーテンなどもあります。 3. 省エネ効果を高める 遮熱性や断熱性によって夏場の室温上昇を防ぎ、光熱費を抑えることができます。冬場も保温効果で室内を暖かく保ちます。 3つの役割のうちどれを優先するかによって、選ぶべきウインドウトリートメントの種類や素材が変わります。部屋の用途や環境、ライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。 ウィンドウトリートメントの種類 ウィンドウトリートメントには、様々な種類と特徴があります。それぞれの特徴を理解し、用途や理想のイメージに合わせて、自分好みのテイストに近いものを選びましょう。 カーテン 開閉が容易なため、開閉の多い窓や掃き出し窓に向いています。多機能な生地が豊富にあるため、デザインだけでなく機能性にもこだわると、より満足度の高い暮らしが実現できるはずです。 【ヒダの数】ヒダとは、カーテンの上の部分のつまんであるところのこと。同じカーテンでも、このヒダのとり方によってニュアンスが変わります。例えば、ヒダのないフラットなタイプのカーテンだと、カーテンの柄がきれいに見え、軽やかでカジュアルな雰囲気を演出できます。 既製品のカーテンは通常、窓の幅の1.5倍の長さで作る「1.5倍ヒダ」が主流です。すっきりとして見え、生地の使用量も少ないため価格を抑えられるメリットがあります。 ヒダの数やボリュームを増やすと、美しいウェーブが生まれます。(オーダーカーテンの主流は2~2.5倍ヒダ)ボリューム感や高級感を演出できるとともに、保湿性が高まり機能面での効果もあります。 ブラインド ブラインドはスラット(羽根)の角度を変化させることで調光ができ、外部からの視線を遮ってくれるアイテム。圧迫感がなくすっきりと収まるので、省スペースに貢献できます。金属・樹脂・ファブリック・ウッドなどスラットの素材によってイメージが変わるので、インテリアスタイルに合わせてモダンにもカジュアルにも使えます。縦型のブラインド、「バーチカルブラインド」も開閉がしやすく調光ができるアイテムです。 ロールスクリーン ロールスクリーンは、ブラインドのように上下に開閉させるタイプのものです。フラットな形状のため、無地ならシンプルなイメージ、柄ものなら絵画を飾ったような印象になり、カラーや柄の選び方次第で空間の雰囲気がガラリと変わります。機能性を重視したものも多いので、目的に合わせて選ぶといいでしょう。 ローマンシェード カーテン生地を使って上下に開閉し、上にたくし上げるスタイルのウィンドウトリートメントです。たくし上げたときの重なるヒダの陰影が印象的で、ブラインドよりも柔らかな雰囲気を持っています。また、同じお部屋内で掃き出し窓はカーテン、小間とには同じ記事を使ったシェードを付けて組み合わせをたのしむのもおすすめです。 ウィンドウトリートメント選びのポイント ウィンドウトリートメントは生活する上で必需品にあたるため、先行して選びがちですが、お部屋をトータルコーディネートするうえでは、ダイニングテーブルやソファーなどの大型家具から決めていくのがベター。ウィンドウトリートメントももちろん重要ですが、大型家具はお部屋の印象を大きく左右するため、モデルルームのコーディネートの際は家具とのバランスを考えてカーテン選びは終盤に行われています。 家具より先にウィンドウトリートメントを選ぶときには、事前にお部屋のイメージを持ち、テイストを決めておくことが大切です。たとえば、「カフェっぽくしたい」「明るい印象にしたい」「モダンな感じを出したい」…とざっくりとしたイメージを決めておくだけでも、ウィンドウトリートメント選びでの失敗を避けられます。 コーディネートをワンランクアップさせるアイテム カーテンレール 一般的に使われているカーテンレールは、機能性が重視されており、比較的安価に取り付けられます。最近ではカラーバリエーションなども豊富になっていますが、どんな住まいにもなじむようシンプルなデザインに仕上げられていて、基本的に目立たない様に設置されます。 コーディネートの幅を広げてくれるのが、デザイン性を重視して作られた装飾レールです。アンティーク調のアイアンレールやナチュラルテイストの木製レールなど、様々なスタイルに合うデザインがあり、インテリアや好みのイメージに合わせてコーディネートできます。またインテリアの一部として目立たせる事でお部屋の雰囲気を盛り上げてくれます。 おしゃれに演出してくれるアイテムですが、機能レールに比べると高価な物が多いので、こだわりたいポイントにだけ使うのもおすすめです。 タッセル 「タッセル」とは、カーテンを開いたときに束ねる紐のこと。一般的にはドレープカーテンと同じ生地で作られますが、飾りがついた装飾タッセルもあります。タッセルのデザインによって装飾性が増すだけでなく、つける位置によってもカーテンの表情が変化します。 いかがでしたでしょうか。 カラーアンドデコのバーチャルインテリアでは、お部屋の雰囲気やインテリアスタイルに合わせて、ウィンドウトリートメントも含めてお部屋をトータルコーディネートしています。お部屋探しの際には、内装に合うウィンドトリートメントカラーの参考にもしていただけます。 お部屋の窓辺を素敵にコーディネートして、おしゃれで快適な暮らしを叶えましょう。 Facebook Twitter Instagram