バーチャルホームステージングとは?活用シーンや「バーチャルインテリア®」の強み・活用事例も解説
ホームステージングで、家具やインテリアを配置した状態で物件を売り出すことは、物件の魅力を引き出すことや、お客様に物件の利用イメージをもってもらうために非常に有効です。
ただ、実際の家具を用いてホームステージングを行う「リアルホームステージング」は、物件を傷つけるリスクや手間を考えると、あまり手軽に行える方法ではありません。
そこでおすすめする方法が、バーチャルホームステージングです。
バーチャルホームステージングであれば、あくまでもバーチャル上で家具を配置するため、手軽に始められる上に、さまざまなパターンのインテリアをシミュレーションできます。
もちろん、実際の家具を配置するわけではないので、物件や家具を傷つけるリスクもありません。
本記事では、バーチャルホームステージングの意味や弊社で行うバーチャルホームステージングサービス「バーチャルインテリア®」の概要、さらに活用事例もご紹介します。
バーチャルホームステージングとは
バーチャルホームステージングとは、物件を売却するための手法のひとつです。
売却予定の物件にインテリア演出を加えることで早期売却を目指す「ホームステージング」をVR上で行います。
物件にCGの家具やインテリアを配置することで部屋の使い方を提案し、お客様が生活のイメージをより具体的にするサポートを行います。
そうすることで、物件の購入に繋がりやすくするほか、インテリアを加えた写真は目を惹くため、空室の写真を掲載するよりも問い合わせが150%アップしたという事例もあります。
そのため、バーチャルホームステージングは、物件の早期成約や高値での取引に有効です。
バーチャルホームステージングの活用方法
ここでは、バーチャルホームステージングの活用シーンを4つ解説します。
(1)インテリアイメージを営業・接客に活用する
(2)インテリアのイメージをさまざまなパターンで比較する
(3)お客様一人一人に最適な住まい作りを提案する
(4)物件の新たな活用方法を提案する
では、1つずつ解説します。
(1)インテリアイメージを営業・接客に活用する
バーチャルホームステージングで作成した画像は、営業・接客に活用できます。
物件の下見に来場したお客様に、作成したインテリアイメージを提示すれば、物件を使っているイメージがより鮮明になるでしょう。
その結果、契約率の向上やミスマッチの防止が期待できます。
また、物件広告や不動産ポータルサイトにも、バーチャルホームステージングの活用はおすすめです。
空き物件の写真を載せるだけでは味気ないですが、バーチャルホームステージングでインテリアイメージを載せることで、より閲覧者の目を引くことができるでしょう。
(2)インテリアのイメージをさまざまなパターンで比較する
どういったインテリアを設置しているかによって、その物件に惹かれるターゲット層は変化します。
現代社会では、お客様の趣味趣向は多様化しつつあります。
そのため、物件を売り出す際にも1つのイメージにとらわれず、複数のパターンで売り込めるようにしておくと、より物件の成約率が上がるでしょう。
多くの人が惹きつけられる事例写真を掲載できれば、幅広いニーズに応えられます。
(3)お客様一人一人に最適な住まい作りを提案する
お客様一人ひとり、物件への要望は異なるものです。
そこで、お客様の要望を事前にヒアリングした上で、バーチャルホームステージングで仕上がりの予想図を提案することで、お客様にとって最適な住まい作りを提案できるでしょう。
また、実際に利用できる建材を指定することにより、お客様だけでなくオーナーや管理会社にも、リフォームやDIYを行う際に安心安全な住まい方を提案できます。
(4)物件の新たな活用方法を提案する
当初想定していた活用方法と異なる方法を提案することも、バーチャルホームステージングであれば可能です。
例えば中古物件の売却において、リフォームや間取りの変更により、ファミリー向けだった物件をホームオフィスに変えることもできるかもしれません。
現状からイメージしにくい変化まで再現できることが、バーチャルの強みです。
バーチャルホームステージングとリアルホームステージングを比較
冒頭で少し触れたように、ホームステージングの種類は、バーチャルホームステージングとリアルホームステージングの2つに分けられます。
両者を比較すると、よりバーチャルホームステージングの特徴が理解できるのではないでしょうか。
ここでは、それぞれの意味とメリット・デメリットを解説します。
・バーチャルホームステージング
・リアルホームステージング
では、1つずつ解説します。
バーチャルホームステージング
バーチャルホームステージングは、VR技術や合成技術を活用し、物件の画像データ上に家具・インテリアのCGデータを配置する手法です。メリット・デメリットを、以下の表にまとめました。
メリット |
・低コストかつ速やかに始めやすい ・家具の購入は不要 ・物件を傷つける心配がない ・コーディネートを柔軟に変更できる |
デメリット |
・会社により、画像加工やCG合成などのクオリティびバラつきがある ・インターネット環境やデジタルデバイスが必要 ・架空の家具データを使用している場合、実際に住む際に写真通りのインテリアを再現できない |
関連記事:「バーチャルホームステージング」の記事
リアルホームステージング
リアルホームステージングは、物件に実物の家具・インテリアを配置する手法です。
メリット・デメリットを、以下の表にまとめました。
メリット |
・実際の家具を配置する分、リアルな生活をお客様がイメージしやすい ・家具が実際の物件に合っているか、精度よく確認できる |
デメリット |
・家具の購入やレンタルが必要になる ・家具の設置撤去に時間がかかる ・物件や家具に傷をつけてしまうリスクがある ・家具の保管場所やコストも考えなければならない |
弊社のバーチャルホームステージング「バーチャルインテリア®」の強みはこれ!
弊社カラーアンドデコでバーチャルホームステージングに該当するサービスは、「バーチャルインテリア®」です。ここでは、「バーチャルインテリア®」の強みを3つ解説します。
(1)写真や間取り図さえあれば依頼OK
(2)信頼できるインテリアコーディネーターがバーチャルステージングをしてくれる
(3)3Dの家具はそのまま購入もできる
では、1つずつ解説します。
(1)写真や間取り図さえあれば依頼OK
バーチャルホームステージングが可能なアプリは、他にも存在します。
ただ、自ら写真と間取り図を用意して、CG画像を作成することはもちろん、生活動線などを考慮して実際に生活可能な配置を考えることは、決して容易なことではありません。
実際に配置してみると、写真と違う・・・となることもあるでしょう。これは、インテリアを熟知したコーディネーターがいない会社に依頼した場合にも起こり得ます。
しかし、「バーチャルインテリア®」であれば、写真や間取り図さえいただければ後は弊社がバーチャルホームステージングを実施。
経験豊富なカラーアンドデコなので、安心してバーチャルホームステージングをお任せください。
(2)信頼できるインテリアコーディネーターがバーチャルステージングをしてくれる
カラーアンドデコには、リアルでのホームステージング経験もある優秀なインテリアコーディネーターも在籍しています。
弊社は元々実際に家具を配置する「リアルホームステージング」ビジネスを手がけていました。
よって、各物件の間取りやお客様の生活動線に合わせて、おしゃれさだけでなく生活のしやすさも両立した家具配置をご提案できます。
(3)3Dの家具はそのまま購入もできる
カラーアンドデコは国内外200社以上のメーカーと連携しており、実在する家具のデータを実寸大の3Dデータとして活用しています。
気に入った家具があればそのまま購入も可能です。
設置やインテリアコーディネートの点でもサポートできますので、ぜひご相談ください。
また、日本の規格に合った家具データを数多く取りそろえているので、より実生活に合った配置ができるでしょう。
関連記事:「バーチャル 家具配置」の記事
バーチャルホームステージングの活用事例
ここでは、バーチャルホームステージングとして、「バーチャルインテリア®」を活用している事例を2つ解説します。
①伊藤忠都市開発株式会社
②積水ハウス不動産東京株式会社
では、1つずつ解説します。
伊藤忠都市開発株式会社
伊藤忠都市開発は総合不動産デベロッパーで、分譲マンションのプロモーションに「バーチャルインテリア®」を活用しています。
課題 |
・都心の分譲マンションを販売する際に、プロモーションが思うようにいかないケースがみられた ・他社のVRサービスを使ったこともあったが、コストが高すぎてタイプ数が多い今回は不適と判断した |
導入のきっかけ |
・担当者が、すでに弊社の存在を知っていた |
施策 |
・完成前の室内のVRを作成して、お客様に購入するお部屋のイメージをつかんでもらう |
効果 |
・実際に購入できる家具をバーチャルに配置できるので、お客様は実際に住むイメージをしやすくなった。 ・毎月の販売進捗が体感で倍になり、現場からもお客様からの反応が違うとの声が出た |
画像のクオリティ以上に、VRを仕上げるスピード感とコスト感が高く評価されていました。
また、分譲マンションの販売においては、コストを抑えることや、お客様のライフスタイルに合わせて間取りプランを増やす傾向があるものです。
その点、「バーチャルインテリア®」であれば、これらの問題解決にも役立ちます。
関連記事:分譲マンションの販売にバーチャルを活用
積水ハウス不動産東京株式会社
積水ハウス不動産東京株式会社埼玉賃貸営業部様では、賃貸物件の募集に、「バーチャルインテリア®」を活用しています。
課題 |
賃貸物件入居者の募集代行をしており、新築物件の案件も多いが、昨今の家賃上昇トレンドもあり募集に苦労していた |
導入のきっかけ |
・賃貸住宅新聞で、弊社を紹介した記事を見つけたため ・賃貸住宅新聞で、弊社を紹介した記事を見つけたため ・価格を抑えつつ、満足いくバーチャルホームステージングの画像を作れると判断されたため ・すでにグループ会社で、「バーチャルインテリア®」の導入実績もあった |
施策 |
・人気エリアの新築物件が多く、値下げせずプレミア感を演出するために、「バーチャルインテリア®」が採用された ・LDKと書斎と主寝室の3点セットで、CG画像を作成した |
効果 |
・CGのクオリティは、社内の評価が上々 ・物件販売に取り入れた結果、成約率や成約スピードに手応えがあった ・賃貸住宅では、募集コストが限られるだけに、少ないコストで大きな成果を得られていると実感があった ・全ての新築物件にて、「バーチャルインテリア®」を採用することになった |
他にも、ターゲットに沿った提案や室内写真撮影の代行サービスについても、高く評価されています。
これは、単にバーチャルホームステージングツールを提供することだけに留まらない、弊社の強みと言えるでしょう。
関連記事:賃貸物件の決定率UP。分譲マンションに負けないクオリティを写真でアピール
まとめ
本記事では、バーチャルステージングの意味や弊社のバーチャルホームステージング「バーチャルインテリア®」の概要、さらに活用事例も解説しました。
バーチャルホームステージングでは、VR上でCGの家具やインテリアを配置することで、お客様の最適な住まい作りや物件の活用方法の提案などに役立ちます。
実際に家具を持ち込む「リアルホームステージング」と比較すると、コストや手軽さの点では有利なものの、間取りや家具のデータが正確でないと精度の面で劣るかもしれません。
特に、日本の規格に合った家具データが少ないサービスを使うと、そのリスクはより大きくなるでしょう。
その点、弊社のバーチャルホームステージング「バーチャルインテリア®」では、リアルホームステージングの実績も豊富です。
よって、日本の規格に合った家具データも数多く取り揃えています。
また、経験豊富なコーディネーターが家具の配置を監修するので、実際の物件とのミスマッチも防げるでしょう。
大手不動産会社でも、今回紹介した事例に留まらず、多数の実績を有しておりますので、自社でもバーチャルホームステージングを導入したいと考える方は、お気軽にご相談ください。