
【マーケットを知る】 物件は間取りと写真で選ばれる?
みなさんすでに十分ご存知のことだと思いますが、今や不動産の物件選びは、ネット上でほぼ決まってしまう時代です。
賃貸はもちろん、分譲マンションの販売でさえ、モデルルームまで足を運ぶのは2〜3物件にまで絞られてしまっています。
感覚的には理解しているこの現実。
改めて、実際のところはどの程度なのかデータをご紹介したいと思います。
こちらのデータは、昨年9月に株式会社リクルートの住まい領域の調査研究機関、SUUMOリサーチセンターが発表した「2021年度 賃貸契約者動向調査(首都圏)」から抜粋したもの。
傾向をわかりやすくするため5年刻みで見ていただきますが、この15年で、訪問する不動産会社数も見学する物件数もほぼ半分に。不動産会社への訪問が平均1.51社ということは、ほとんどの方が1社だけに絞っているということになります。

〈調査概要〉
□調査方法:インターネットによるアンケート調査
□調査期間:2022年6月10日〜2022年6月28日
□有効回答数:1,282サンプル(首都圏)
□調査対象:現在の居住形態が「賃貸」である/左記の「賃貸」住宅への入居時期が2021年4月1日〜2022年3月31日である/左記 「賃貸」住宅の物件選びに関与した/回答者本人が調査業・広告代理業ではない
「来店してくれれば決める自信はある!」という営業のみなさん、失礼ながら、来店いただいた時点で決まっているようなものなのです。
実際の物件を「見ないで決めている」人の割合も約10%。
単身赴任の物件選び?と思いきや、ファミリーもほぼ同じ数字ですから、「ネットだけで(ほぼ)決める」という現象も普通になってきているのですね。
さて、そこで重要になってくるのは「ネット上で勝ち残るにはどうするか?」です。
物件を探しているお客様は、ネット上で何を見ているのでしょうか?
次にご紹介するデータは、アットホーム株式会社の「オンラインでの住まい探しに関する調査~賃貸編~」から抜粋したもの。
不動産会社を選ぶ基準として、「物件数の多さ」はもちろんですが、「写真」が大きなチェックポイントになっていることがわかります。


〈調査概要〉
□調査方法:インターネットによるアンケート調査
□調査期間:2022年10月6日~10月12日
□調査対象/2021年3月~2022年10月に賃貸物件へ引越しを経験および2023年3月までに引越しを検討しており、
現在住まい探しをしている18~50歳の男女800名
考えてみればこれは当然のことで、必須条件で絞り込んだ上で、内見に代わるチェック方法が「間取りと写真」になっているわけです。
この「間取りと写真」でどう差をつけるか。それが「選ばれる物件」になるためのカギ。
例えば、空室や居住中の物件写真や360度パノラマ写真に、インテリアを加えて物件写真をグレードアップする「バーチャルインテリア」。
物件写真を送るだけで、物件の使い方、広さなど暮らしのイメージが伝わる物件写真広告が完成します。 物件写真を効果的な営業ツールにするために、ぜひ私たちのサービスをご活用ください。
