ホームステージングの効果を考える
最近では、不動産業界の中でポピュラーな言葉になりつつある「ホームステージング」。
売り出し中の家やマンションの室内を、家具や照明、小物やグリーンなどでモデルルームのように演出することですね。
内覧に来た購入希望者に、「ここに住みたい!」という良い印象を与えるための方法です。
ホームステージングが一般的に行われているアメリカでは、ホームステージングを行って家を売却すると、行わない物件に比べて6%以上高く売れるという調査データがあります(※)。
数千万円で売却予定の物件を6%高く売るために数十万円をかけるのであれば、その価値はあると考えられます。
(※アメリカ、コールドウェル銀行調査データより)
このホームステージングは、中古物件市場が活発になりつつある日本でも、いま注目されているサービスです。
これを専門に請け負う会社も出てきていますが、実際のところ、その効果とはいったいどうなのでしょうか?
一般社団法人日本ホームステージング協会では、毎年不動産業界のホームステージングの市場動向に関する調査を行い、ホームステージング白書として発表しています。
その中から、ホームステージングの実施前後による「成約期間」についてのアンケートを見てみると・・・。
ホームステージング白書2022より
〈調査概要〉
第6回ホームステージング実態調査
□調査方法:インターネットによるアンケート調査
□調査期間:2023年1月12日~2月15日
□調査対象期間/2022年1月~2022年12月
□回答数:235 (不動産売買58・不動産賃貸55・ホームステージング業他122)
売買・賃貸とも、ホームステージングを実施したことで、約80%は「成約までの期間が短縮できた」という回答が得られています。
では、そのホームステージングにどれくらいの予算をかけたのか?
そのアンケート結果がこちら。
売買では、10万円以上をかけているという回答が約6割、
賃貸の場合では、3万円以上かけているのが7割、5万円以上という回答も4割近くになっています。
さてここで考えてみると、
これだけの費用をかけられる物件と、かけられない物件がありますよね?
また、実際ステージングを実施しようと思うと準備もなかなか大変で、とても全ての部屋で実施するというわけにはいきません。
そんな様々な問題を解決するのが、
空室や居住中の物件写真や360度パノラマ写真に、インテリアを加えて物件写真をグレードアップする「バーチャルインテリア」。
物件写真を送るだけで、物件の使い方、広さなど暮らしのイメージが伝わる物件写真広告が完成します。
そもそも、物件のPRの第一歩はネットにきれいな写真をアップすること。
住まいを探す人のほとんどが、まずインターネットで物件を選ぶ時代。
掲載されている写真を見て『見てみたい』と思ってもらう必要があります。
つまり売るための商品として家を見栄え良くすることが、物件の価値を上げる第一歩。
物件写真を効果的な営業ツールにするために、ぜひ私たちのサービスをご活用ください。