インテリアで早期売却？ホームステージングとは
こんにちは。カラデコマガジン編集部です。
突然ですが、物件にインテリア演出をして早期売却を図る、「ホームステージング」を聞いたことはありますか？
「ホームステージング」とは、売却する家をモデルルームのようにインテリアを設置して空間を演出すること。
海外では、不動産取引のシーンにおいて一般的に取り入れられている手法です。
「ここでどういう暮らしができるんだろう？」とイメージしてもらうことが、購買意欲につながります。
ホームステージングの目的
ホームステージングを行う目的の一つは、「物件の持っている価値を最大限に引き出す」こと。
カラーアンドデコが考える「ホームステージング」は、「家具や小物で設えて良く見せて、売却を早くすること」・「悪いものを良く見せること」ではなく、
購買意欲を上げるための“仕掛け”を施すための、ビジュアルマーケティングをすること。
例えば、家全体を見渡してもらうために、ポイントになるところにアクセントカラーを入れたり、
実際に暮らしを想像していただけるようなターゲット設定をしたうえで演出をします。
ホームステージングの効果
購入申し込み時に値下げを要求されたり、一定期間売れなかった場合に値下げをすることがありますが、値下げをするのではなく、
その分の費用をホームステージングにあてることで、以下のような効果を得ることができます。
①ページ閲覧数アップ
空室写真が多く並ぶポータルサイト上にステージングされた写真があると、目を引きやすく、他物件との差別化を図ることができ、記憶に残りやすくなります。
②問合せ数・内覧者数アップ
記憶に残りやすくなるため、問合せにつながりやすく、また暮らしのイメージがわきやすいため、「住んでみたい！」といった気持ちになりやすくなります。
結果、早期売却につながりやすくなります。
③サイズ把握
家具が配置されることにより、部屋の広さが認識しやすくなったり、部屋の使い方・導線などもイメージしやすくなるため、インテリアレイアウトなどの参考にすることができます。
ホームステージングは、人間でいうところのお洒落やお化粧と同じようなもの。
お見合いに行くときに、ノーメイクやパジャマで行く人はいませんよね。
不動産を売るとき、入居者募集の際も同じで、相手に気に入ってもらうためにインテリア演出、
「ホームステージング」をすることは非常に効果が高いということが、下記のデータからでもよくわかります。
2種類のホームステージング
ホームステージングには、2種類あります。
1つは、実際の物件に家具やデコレーションアイテムを設置し、空間演出する方法。
もう1つは、写真に3DCGのインテリアを配置した「バーチャルステージング」と呼ばれる方法があります。
【写真に3DCGインテリアを配置】といっても、なかなかイメージできないかもしれないので、
次回はBefore／Afterの写真を交えながら、「バーチャルホームステージング」について、概要と効果、
実際の物件にインテリアコーディネートを行う「ホームステージング」との違いやメリット・デメリットについてお伝えしていきます！
